研究課題/領域番号 |
21K17586
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
村上 俊祐 鹿屋体育大学, スポーツ・武道実践科学系, 講師 (80835299)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 打球の質 / 打球の軌道 / ポイント取得率 / エビデンスベーストコーチング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではスピード、回転数、軌道といった打球データとポイント取得との関連を明らかにすることを目的とし、以下の3つの課題について検討する。 1)競技レベルの違いにより、打球データにどのような傾向があるのか比較検討し、現状を明らかにする。 2)ショットの種類、成功率、ショットの質(スピード・回転数)、軌道といった打球データと、ポイント取得率の関係を見ていく。プロ選手のゲームパフォーマンス分析の結果を基に高校生、大学生選手の課題を設定する。 3)高校生・大学生選手を対象に、設定した課題に対するトレーニングを実践する。トレーニング実践後、ゲームパフォーマンス分析によりその効果を検証する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的はテニスの打球データとポイント取得との関連を明らかにすることであった。その結果から各選手の克服すべき課題を明確にできることから、実際にトレーニングも実践した。本研究の結果から、打球の「質」(スピードおよび回転数)が高い選手はウィナー数が多く、平均ラリー数も短いことが明らかとなった。大学生選手について課題を設定しサービスのトレーニングを実践したところ、パフォーマンスの向上がみられた。研究の総括として、これらの結果から得られた知見を指導者養成に活用した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、打球の質とポイント取得の関連が明らかとなった。これらのデータを活用することでトレーニング計画の立案、実践に伴う効果の検証といったエビデンスベーストなコーチングの具体例も示すことができた。技術やゲームパフォーマンスの評価が難しいテニスにおいて、評価指標となるようなデータを提示するとともに、それらのエビデンスを基にした指導を確立することの社会的意義は高く、これらの知見は実践的な価値が高いといえる。
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