研究課題/領域番号 |
21K17613
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
齋藤 輝 九州産業大学, 健康・スポーツ科学センター, 助教 (90758591)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 固有受容性神経促通法 / 相反抑制 / 足関節 / ホフマン反射 / ストレッチトレランス / スティフネス / PNFストレッチング / 筋スティフネス / 柔軟性 / 受動トルク / 末梢神経刺激 / 筋電図 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、電気刺激とストレッチングの組み合わせが足関節の柔軟性に及ぼす影響を明らかにすることであり、柔軟性を飛躍的に向上させる身体コンディショニング法を提案することを本研究の最終目標とする。まず、下腿三頭筋の神経活動を調整する電気刺激パラメータ(刺激頻度や刺激強度など)を探索する。次に、電気刺激と静的ストレッチングの組み合わせが足関節の柔軟性に及ぼす影響を調べる。足関節の柔軟性の変化には、筋や腱の伸びやすさである組織の柔軟性と筋や腱が伸びた時に生じる痛みに対する耐性である知覚的な柔軟性のどちらが関与していたかまで明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、末梢神経への電気刺激と静的ストレッチングの組み合わせが足関節の柔軟性に及ぼす影響を明らかにすることであった。末梢神経への電気刺激を用いて相反抑制の強さを操作する実験を行い、次に、末梢神経への電気刺激と静的ストレッチングの組み合わせが足関節の柔軟性に与える影響を調べる実験を行った。 電気刺激とストレッチングの組み合わせの介入は、電気刺激の種類や有無に関わらず足関節の可動域を拡大させ、筋腱複合体を柔らかくさせた。相反抑制を増強するパターン刺激および脆弱する一定間隔刺激は、静的ストレッチングの痛み閾値の向上効果を高めた。以上から、末梢神経への電気刺激は知覚的な柔軟性を向上させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
静的ストレッチングは人間の関節の柔軟性を向上させる。効果的に関節可動域を向上させるストレッチング法として固有受容性神経促通法(PNF)がスポーツ現場や医療機関で実践されている。PNF法の神経機序の1つに、相反抑制が静的ストレッチングの効果向上に関与することが示唆されている。 本研究は相反抑制の強さの操作が静的ストレッチングの効果に影響するか調べた。相反抑制の強さに関係なく、末梢神経への電気刺激がストレッチトレランス(痛みの閾値)を変化させることが明らかになった。つまり、電気刺激による感覚神経活動の増加がストレッチング効果を高める可能性があることがわかった。
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