研究課題/領域番号 |
21K17694
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
都築 孝允 名城大学, 薬学部, 助教 (20780068)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 運動 / 肥満 / 糖尿病 / インスリン抵抗性 / レドックス制御機構 / フィトケミカル / 耐糖能 / 含硫化合物 / レドックス制御 / ケルセチン / Nrf2 / AMPK / ACC / 酸化ストレス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、植物由来の機能性成分であるフィトケミカルの中から運動の有益な効果を増強するものを見つけ出し、運動とフィトケミカルの併用が肥満・糖尿病の予防・改善効果に及ぼす影響およびその基盤となる分子メカニズムを明らかにする。そして、これらの疾患への対策として、運動と栄養の組合せによる効果的・効率的な生活改善プログラムの開発を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、肥満・糖尿病の改善に有効なフィトケミカルを見出し、運動との併用による肥満・糖尿病の予防・改善効果を明らかにすることであった。研究成果として、フィトケミカルのうち、いくつかの含硫化合物の摂取が肥満・糖尿病の改善に有効であることが明らかとなった。その分子メカニズムとして、肝臓における脂質代謝の亢進、脂質合成の抑制、および慢性炎症の軽減が関与する可能性を示した。加えて、フィトケミカルと持久的トレーニングの併用は、肥満およびインスリン抵抗性の改善に効果的な手段の一つとなる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥満や糖尿病といった代謝疾患の改善には、運動や食事(栄養)による生活改善が有効であることが明らかにされてきたが、未だ罹患率の減少には至っていない。本研究では、肥満・糖尿病の改善効果を有するフィトケミカルをいくつか見出した。加えて、運動との併用において、肥満の改善に一部相乗効果が認められたことから、代謝疾患の改善を目的とする生活改善プログラムの選択肢を増やすとともに、効果的・効率的な運動プログラムの開発の一助となることが期待される。
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