研究課題/領域番号 |
21K18351
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分1:思想、芸術およびその関連分野
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
宗岡 徹 関西大学, 会計研究科, 教授 (10411505)
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研究分担者 |
三島 徹也 関西大学, 会計研究科, 教授 (70309342)
高橋 秀彰 関西大学, 外国語学部, 教授 (60296944)
植原 亮 関西大学, 総合情報学部, 教授 (40534368)
山口 聡一朗 関西大学, システム理工学部, 教授 (30413991)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | パラダイム変化 / コンピュータを前提としたシステム / 手書きシステムのコンピュータ化 / 社会制度の変化 / AI(人工知能) / ブロックチェーン / VR(仮想現実) / コンピュータ化 / コーパス / デジタルプラットフォーム取引 / 医用画像診断 / コロナ禍 / コンピュータ / 手書きのシステム |
研究開始時の研究の概要 |
我が国のみならず、世界の様々な社会制度等のコンピュータ化は「手書きのシステム」をそのままコンピュータに移設するものであった。そのパラダイムは強固なものがあり、コンピュータ上に移設されても、その考え方に本質的変化はない。一方、「コンピュータを前提としたシステム」が構築された分野で、パラダイム変換と呼ぶべき大きな変化をもたらしている例がある。そこで、「コンピュータを前提としたシステム」が構築されることでパラダイム変換が起こるとの仮説のもと、このような変化が、社会のパラダイムにどのように影響を与えているのか、社会は全体として、またそれぞれの分野において、どのように対処していくべきかを研究する。
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研究成果の概要 |
研究代表者並びに研究分担者は、それぞれの専門分野において、コンピュータ化の状況とパラダイム変化への影響について調査した。 コンピュータを前提としたシステムによるパラダイム変化(例えば、機械翻訳の語学管理理論への影響、AIによる医用画像診断、VRやAIの哲学・倫理学への影響、ブロックチェーン技術による社会変革の可能性、デジタルフォーマット取引の法的規制等)の実態を明らかにするとともに、簿記システム等の手書きシステムのコンピュータ化からは、パラダイム変化は生まれていないことを明らかにした。 同時に、様々な学問分野で、コンピュータの影響を加味した考察が不可欠であることも明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究代表者並びに研究分担者のそれぞれの専門領域において、「コンピュータを前提としたシステム化による影響とパラダイム変化についての研究」という新しい研究分野を開拓することができた。さらに、当該新領域は、研究者それぞれの専門領域にとどまるものではなく、その他の学問分野においても、新しい研究分野を開拓するものとなっており、幅広い展開が期待できるとともに、それらを横断的に統合する研究という領域の開拓の先駆となるもとである。 同時に、パラダイム変化が社会に与える影響について、今回の研究を基礎とした視点から、問題点を指摘し、解決策を提示することができるようになると考えられる。
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