研究課題/領域番号 |
21K18405
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分4:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
山田 和芳 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60508167)
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研究分担者 |
藤木 利之 岡山理科大学, 理学部, 准教授 (10377997)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 年縞 / ヘドロ / 古環境アーカイブ / 湖沼 / 八郎潟 / 中海 / 駿府城 / 古環境アーカイヴ / フィンランド |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、古環境を精緻に記録する新しいアーカイヴ(古環境記録計)として、“目に見えない土の年輪”の有用性についてはじめて検証するものである。島根県中海やフィンランドケヴォ湖などの“ヘドロ”に着目して、目に見えない年縞認定および編年研究を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は古環境を精緻に記録する新しいアーカイヴ(古環境記録計)として“目に見えない土の年輪(年縞)”の有用性について検証した。ヴィジブルではない年縞堆積の可能性が高い島根県中海、秋田県八郎潟の浚渫くぼ地を対象として、過去200年間程度に相当する表層地層を未かく乱で採取した。そのコアに対して年代モデル構築とともに古環境を復元するための総合的解析をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、一般的に“ヘドロ”と呼ばれる黒色有機泥に、当該水域の自然年表を作成できる季節~年解像度をもつ年縞の形成が確認されれば、精緻に復元できる場所や時代(時間)が著しく増大する。広く古環境学的研究分野において、“目に見えない土の年輪”が新しい古環境アーカイヴとしての有用性が証明されれば、これまで実施されている様々な環境プロキシを駆使して、さらなる地球環境史の解明につながるものである。
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