研究課題/領域番号 |
21K18765
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分23:建築学およびその関連分野
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
上原 三知 信州大学, 学術研究院農学系, 准教授 (40412093)
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研究分担者 |
小林 一樹 信州大学, 学術研究院工学系, 教授 (00434895)
岡本 卓也 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (30441174)
林 靖人 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 教授 (60534815)
新井 雄喜 松山大学, 人文学部, 准教授 (90866873)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | COVID-19 / 行動変容 / 心拍測定 / POMS / 都市間比較 / 散策行動 / アウトブレイク / ストレス変化 |
研究開始時の研究の概要 |
時系列的な日常の行動範囲とストレスや活気、体調悪化の変容を、土地利用や建築形態に応じた都市レジリエンスと、個人属性に応じた心理レジリエンスと両面から総合的に把握し、その改善点や特徴を明らかにする。申請者のこれまでの研究成果に基づき、文理融合的な協力体制で、都市空間、都市構造としてのコロナに対するレジリエンスと、心理的レジリエンス(個人の属性、性別、職業、コミュニティとのつながり)の両方から、国際比較を試みる。
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研究実績の概要 |
本年度の研究実績は次の通りである。 2021年度に構築して年齢や性別に応じたストレスの 態を把握できるPOMSや、心拍データなどの生理データを取得する調査を実施した。心拍、発汗等の整理データの取得の仮定で、うまくデータが取れない事案が発生し、その改善および取得データの編集に関するノウハウを蓄積する一年となった。加えて、既に取得されていながらデータ分析ができていなかったコロナパンデミック前後の行動変容に関する位置情報データについて、整理、分析を開始した。 上記の結果は、学会発表を行うとともに、海外の専門誌への投稿を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年度複数回実施した心拍等の取得に関してはそのマニュアルや分析の手順を確立できた。 加えて、コロナ前後における空間利用の変化に関する空間情報についても、GISや統計手法を活用した地域の特性に関する分析が進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、実際のケーススタディサイトにおける散策等を行う場合と、行わない場合における前後のストレス変化だけでなく、就寝時における心拍測定なども加えた総合的な効果の計測と検証を実施していく。
加えて、解析が進んでいる各地域ごとの行動変容と空間特性の関係に関する分析については、論文化を進めるとともに、日本国内だけでなく、海外の都市と比較した分析を進めていく。
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