研究課題/領域番号 |
21K19088
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
船戸 耕一 広島大学, 統合生命科学研究科(生), 准教授 (30379854)
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研究分担者 |
中川 強 島根大学, 学術研究院農生命科学系, 教授 (30202211)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 転写 / 脂質 / COPII小胞 / 酵母 / シロイヌナズナ / YIP3 / 多コピーサプレッサー |
研究開始時の研究の概要 |
遺伝子発現(転写)は、シグナル伝達経路と連動して、細胞の増殖、分化、運動、生存などの細胞の運命決定に深く関与している。細胞の運命に応じて、細胞内小器官の量や状態も厳密に制御されているはずであるが、細胞小器官の量や状態がどのように転写によって調節されているかは不明である。細胞小器官の恒常性維持に重要な役割を果たしているのが小胞輸送を中心とする細胞内ロジスティクスであり、その破綻は種々の疾患に直結する。本研究では、脂質代謝を起点とした転写による小胞輸送の制御機構を解明する。
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研究成果の概要 |
小胞輸送を中心とする細胞内ロジスティクスは細胞の維持に必須なばかりでなく、生体高次機能を支える基本的な仕組みでもあり、その破綻は種々の疾患に直結する。従って、その仕組みの理解は、生命科学としてのみならず医科学的にも重要である。申請者は最近、酵母を用いた解析により、COPII(coat protein complex II)小胞の形成に脂質代謝が関与することを見出した(Curr. Biol., 2018)。しかし、そのメカニズムは不明である。本研究では、COPII小胞の形成が脂質代謝を起点とした転写によって調節されていることに加え、その調節にYIP3遺伝子が深く関わっていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞の増殖、分化、死などの細胞の運命に応じて、細胞内小器官の量や状態は厳密に制御されているはずであるが、細胞小器官の量や状態がどのように調節されているかは不明である。細胞小器官の恒常性の維持に重要な役割を果たしているのが小胞輸送を中心とする細胞内ロジスティクスであり、その異常は神経管閉鎖障害などの先天性疾患と関係性があることが分かってきている。本研究では、小胞輸送の最上流に位置する小胞体から形成されるCOPII小胞の形成が脂質代謝を起点とした転写によって調節されていることを明らかにした。この成果は、小胞輸送が関与する関与する様々な生理現象の理解や疾患の治療応用への展開に貢献すると期待される。
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