研究課題/領域番号 |
21K19338
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分47:薬学およびその関連分野
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
宮地 孝明 岡山大学, 自然生命科学研究支援センター, 研究教授 (40550314)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | トランスポーター / 創薬 / スクリーニング |
研究開始時の研究の概要 |
これまでトランスポーター(輸送体)の普遍的なハイスループットスクリーニング技術がなかったため、トランスポーターの過半数の機能は不明なままである。本研究では、幅広い輸送基質候補の中から任意のトランスポーターの輸送機能を同定し、さらにはその創薬候補化合物をハイスループットで探索できる夢のような基盤技術の開発に挑戦する。この技術を利用して、神経伝達の新しい概念を確立し、脳・創薬研究分野で革新的な分子プローブを提供する。
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研究成果の概要 |
これまでトランスポーターの普遍的なハイスループットスクリーニング技術がなかったため、トランスポーターの過半数の機能は不明なままである。本研究では、幅広い輸送基質候補の中から任意のトランスポーターの輸送機能を同定し、さらにはその創薬候補化合物をハイスループットで探索できる夢のような基盤技術の開発に挑戦した。その結果、オルガネラレベルのプロテオーム解析によって候補トランスポーターを選抜し、そのトランスポーターの大量発現・精製系を確立した。次に、輸送基質の候補を結合実験のスクリーニングによって選抜し、このトランスポーターの輸送機能を同定した。さらに、このトランスポーター阻害剤を同定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トランスポーター標的型の医薬品は全体の約7%しかこれまでに上市されていないため、トランスポーター創薬は未開拓な研究領域の一つである。本研究技術によって、トランスポーターの機能同定から創薬研究までの方法を確立することができた。本研究技術は全てのタイプのトランスポーターを高感度に定量評価できるため、トランスポーター創薬研究のパラダイムシフトが期待される。
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