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造血幹細胞と骨髄ニッチ細胞との接触・接近の可視化技術の開発と真のニッチ細胞の探索

研究課題

研究課題/領域番号 21K19500
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分54:生体情報内科学およびその関連分野
研究機関熊本大学 (2022)
東京大学 (2021)

研究代表者

田中 洋介  熊本大学, 国際先端医学研究機構, 特任講師 (10509087)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワード造血幹細胞 / 骨髄ニッチ / ニッチ細胞 / 細胞接触 / キメラ抗体
研究開始時の研究の概要

本研究では、いずれのニッチ細胞が幹細胞性の維持に重要かを明らかにするために、①特定のニッチ細胞と接触あるいは接近した造血幹細胞をそのニッチ細胞誘導的に蛍光色素でラベルし識別できるシステムを構築する。さらに、②特定のニッチ細胞によってラベルされた造血幹細胞をセルソーティングにより取り出し、その骨髄再構築能を致死量放射線照射したマウスに移植により評価することでいずれのニッチ細胞が重要か評価することを目標とする。

研究成果の概要

造血幹細胞とニッチ細胞の接着を可視化するための準備として、マウス血液細胞株BaF/3とマウス骨髄ストローマ細胞OP9を用いて可視化システムの構築、最適化を行った。BaF/3にGFP抗体、Notch、tTAのキメラ受容体、TRE-tdTomatoとtTSを、OP9にEGFP-ligandをレンチウイルスベクターにより導入した。次に、BaF/3とOP9との共培養においてOP9に接着したBaF/3がtdTomatoを発現することが確認できた。現在、in vivoでの検証のため、造血幹細胞に可視化システムを導入中、EGFP-ligandをニッチ細胞特異的に発現させるためのマウスを作成中である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

造血幹細胞が未分化性を維持するためには骨髄ニッチが必須である。これまでに様々な骨髄ニッチ細胞が提唱されてきたが、いずれのニッチ細胞が真のニッチかは不明のままであり議論が絶えない。造血幹細胞がいずれの細胞に接着しているかを評価する方法として骨髄のスナップショットによる画像評価が主要な方法であったが、様々な細胞がひしめき合っている骨髄においては正確な評価は不可能である。そこで、接着を可視化するシステムの構築によりこの問題を解決を試みることにした。本研究において、我々は細胞株を用いた試験管内での接着可視化システムの構築に成功し、現在in vivoにおける接着可視化システムを構築中である。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-07-13   更新日: 2024-01-30  

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