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上皮細胞の分化制御と発毛制御に共通する新しい分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K19578
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

片桐 岳信  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80245802)

研究分担者 自見 英治郎  九州大学, 歯学研究院, 教授 (40276598)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード転写共役因子 / 上皮細胞 / 間葉系細胞 / 上皮間葉相互作用 / Smad4 / 毛母細胞
研究開始時の研究の概要

本研究では、研究代表者である片桐らが樹立した転写共役因子Smad4のコンディショナルノックアウトマウスを用いて、発毛に関わる細胞内シグナルを解析する。Smad4 cKOマウスの上皮細胞を抽出し、Smad4 cKOによって変動する遺伝子群をRNA-seqで解析する。

研究成果の概要

上皮細胞特異的な転写共役因子Smad4コンディショナル・ノックアウト(cKO)マウスを樹立するため、上皮細胞特異的なKeratin 14-Creマウスを導入した。本マウスを、Smad4 floxedマウスと交配し、最終的に上皮細胞で両アリルのSmad4がノックアウトされたマウスを樹立した。上皮細胞特異的Smad4 cKOマウスは、上皮間葉相互作用で形成される歯の形成不全が顕著であった。そこで、Smad4 cKOマウスと対照マウスで発現する遺伝子を比較するためにRNA-seq解析を行った。Smad4 cKO群で遺伝子発現が変動した遺伝子の中に、上皮細胞で発毛に関わる可能性のある遺伝子を確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、成長因子TGF-βファミリーの細胞内シグナルに必須の転写共役因子Smad4の機能を、マウスの上皮細胞特異的に解析できるコンディショナルノックアウトマウスが樹立できた。このマウスで認められた歯の形成不全は、歯の形成における上皮間葉相互作用において、TGF-βファミリーの重要性を示唆する。また、遺伝子発現の変化を解析した結果から、発毛に関わる遺伝子が見出されたことは、Smad4シグナルが上皮細胞における発毛に重要なことを示す。

報告書

(1件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2021-07-13   更新日: 2024-01-30  

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