研究課題/領域番号 |
21K19611
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分57:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 (2022) 長崎大学 (2021) |
研究代表者 |
大庭 伸介 大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (20466733)
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研究分担者 |
森石 武史 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (20380983)
松尾 友紀 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 技術職員 (40792601)
北條 宏徳 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (80788422)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | へリオキサンチン類縁体 / 骨 / 多能性幹細胞 / ヘリオキサンチン類縁体 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、申請者らが骨形成促進剤として研究を進めてきたヘリオキサンチン類縁体THを新規マルチキナーゼ阻害剤として新たに位置づけ、その作用機序を同定するとともに、応用の可能性を探索することを目的とする。①THの標的分子の探索と同定、②THの幹細胞特性維持作用の検討、③THの骨代謝改善・骨折治癒促進効果の検討、の3つを計画している。従来型のwetアプローチのみならず、dryアプローチ(バイオインフォマティクス・ケモインフォマティクス)を駆使することで、THを新しいマルチキナーゼ阻害剤として提唱し、幹細胞や骨組織の変性疾患への応用の可能性を探りたいと考えている。
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研究成果の概要 |
本研究は、申請者らが骨形成促進剤として見出したヘリオキサンチン類縁体THの作用機序、標的分子を探索し、その応用の可能性の検証を目指した。ゲノムワイド解析・バイオインフォマティクス・ケモインフォマティクス・分子生物学・生化学的アプローチを駆使することで、有望な標的分子候補(キナーゼ)を取得した。さらに、THが当該分子を阻害することで、その下流分子の制御にも影響を与え、生物学的機能が発揮されることが示唆された。THの生物学的機能については、マウスの多能性幹細胞の幹細胞特性維持作用に関して検討したが、明確な効果は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複数のキナーゼがTHの標的分子候補として得られたことはTHがマルチキナーゼ阻害剤であることを示唆しており、骨形成促進剤としてのTHの作用機序の解明につながる。THの作用機序の解明によりその薬理作用を分子レベルで理解することが可能となるだけでなく、副作用の予測が可能となる。その結果、THの骨形成促進作用を利用した骨粗鬆症治療薬、骨修復・骨増生剤としての応用への可能性が広がると期待される。
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