研究課題/領域番号 |
21K19642
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (2023) 大阪大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
松崎 政代 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (40547824)
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研究分担者 |
藤井 誠 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授(常勤) (10803760)
遠藤 誠之 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30644794)
中本 剛二 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任講師(常勤) (50724720)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 看護教育 / コミュニケーションスキル / 音声 / アプリケーション / 音声分析 / 評価ツール |
研究開始時の研究の概要 |
COVID-19の感染拡大により、マスクを着け、一定の距離を保ちコミュニケーション(COMMS)をとる、ニューノーマルなCOMMS方法が医療現場で求められ、同時に教育体系の改革を行う必要性が生じている。私たちは、COMMS能力の評価指標として、声の速度やトーンや口調といった非言語的COMMSのパラメーターに注目した。これらは、COMMS能力の客観的な評価と正確なフィードバックを可能にする。しかし、医療現場のデータ分析はなく、活用に至っていない。 そこで、感染予防をベースに、医療現場での、自己が音声情報を客観的に評価し修練を積める、新たなトレーニングツールを開発のために音声を使用し研究を行う。
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研究成果の概要 |
COVID-19感染拡大後でも医療現場ではマスクを着用することが常態化している。そこで、声に注目し「感染予防をベースに、医療者が自己の音声情報を客観的に評価し修練を積める、新たなトレーニングツールを開発する」ことを目標に2つの研究を行った。研究1アバターを使用したオンライン保健相談の介入研究「Withコロナ時代における働く女性のウェルビーイング向上のためのオンライン健康相談に関するパイロットスタディ」、研究2「医療者のコミュニケーション能力向上のための音声評価に関する研究」を行い、助産師と助産学生の音声データを分析し、医療者用の自己学習用のアプリケーションツールのプロトタイプの開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
助産師と学生の音声データにより見本となる音声の指標の値を明らかにできた。これにより医療者用のコミュニケーションの自己学習用のアプリケーションツールのプロトタイプが完成した。このツールの使用により、コミュニケーション能力を向上させる効果を検証するために対象者の理解度や満足度を明らかにする研究を進めている。それは臨床現場への応用を含む他分野・ケースにおいて、さらなる研究発展を見込むことができる。また、今後の研究成果により、自己学習をすることで、マスク着用により表情が見えにくい臨床現場においても、声のトーンや速度、テンションを適切に使用することで患者とのコミュニケーションを良好に保つことにつながる。
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