研究課題/領域番号 |
21K19682
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
西村 泰光 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (90360271)
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研究分担者 |
吉岡 大輔 川崎医科大学, 医学部, 助教 (40638318)
李 順姫 川崎医科大学, 医学部, 助教 (70414026)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 毒性学 / 免疫機能 / 細胞死 / 金属 / 天然成分 / 毒性 / 腫瘍 / 免疫 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、様々な“金属-天然由来バイオマテリアル複合体”が開発され製品として上市されつつある。複合体Xは細胞への有益性と毒性というそう反する特徴を内包し未知の毒性影響を示す可能性が考えられた。そこで、本研究課題では複合体Xの1)毒性影響の特徴、2)抗腫瘍作用、および 3)免疫賦活作用を解析し、“金属-天然由来バイオマテリアル複合体の未知の毒性影響の解明”を目指すと共に、抗腫瘍・免疫賦活剤としての可能性を検討する。
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研究成果の概要 |
注目する素材Xは、金属と天然由来バイオマテリアルの複合体として利用が期待されているが、一方でその毒性については未知であった。幾つかの予備試験を行ったところ、Xの興味深い細胞毒性が明らかとなった。そこで、Xの毒性影響の解明を目指し、併せて抗腫瘍免疫賦活薬剤としての可能性を検討した。ヒト細胞株を用いた細胞培養実験によりXの細胞毒性影響および免疫機能影響について、フローサイトメトリー、RT-qPCR、ELISA、蛍光顕微鏡、電子顕微鏡を用いて各種指標を測定し解析を行った。その結果、Xの腫瘍細胞に対する効果的な毒性影響および免疫活性化影響が明らかとなった。Xが新たな抗腫瘍免疫賦活剤となる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題より得られた研究成果により、Xが新たな抗腫瘍免疫賦活剤となる可能性が明らかとなった。Xは上市されている薬剤には当てはまらず、新たな創薬モダリティを拓く可能性が高い。従って、研究成果の学術的意義や社会的意義は大きく、また今後の更なる発展が期待できる。
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