研究課題/領域番号 |
21K19727
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
石川 智久 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (10201914)
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研究分担者 |
山口 桃生 静岡県立大学, 薬学部, 助教 (30804819)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | MASH / 肝線維化 / 揮発性有機化合物 / 非侵襲的診断 / 治療薬スクリーニング / NASH / 非アルコール性脂肪肝炎 / 呼気分析 / ガスクロマトグラフィー / マウス |
研究開始時の研究の概要 |
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の治療薬開発は喫緊の課題であるが、動物実験での簡易なNASH判定法がないことが障壁となっている。本研究では、 “肝線維化モデルマウスと正常マウスの呼気に含まれる揮発性有機化合物(VOCs)の構成(ブレス・プリント)に違いがある”という予備検討の結果を基に、NASHマウスモデルの各病態段階での呼気サンプルを採取し、可搬型AI搭載ガスクロマトグラフを用いてNASH病態に特異的なブレス・プリントを特定することにより、NASH発症・進行の非侵襲的かつ簡易的な呼気判定法の確立を目指す。さらに、本呼気判定法がNASH治療薬のスクリーニングに応用できることを検証する。
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研究成果の概要 |
肝線維化を伴うMASHの治療薬開発は喫緊の課題であるが、現状、特異的治療薬の開発は進んでいない。その一因として、動物実験による肝線維化治療薬のスクリーニングに利用可能なMASHの簡易的な判定方法がないことが挙げられる。本研究では、呼気中VOCsの分析による簡易的なMASH進行非侵襲判定法の構築に成功した。呼気分析によるMASH判定法が確立できたことから、非侵襲的で経時的に評価が可能な治療薬スクリーニング法の開発への応用が期待できる。さらに、肝線維化やMASHに特徴的なVOCsが同定できたことから、MASH 発症に至るリスク因子やMASH 治療薬の新たなターゲット分子の提案への発展も期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝線維化を伴うMASHの治療薬開発は喫緊の課題であるが、現状、特異的治療薬の開発は進んでいない。その一因として、動物実験による肝線維化治療薬のスクリーニングに利用可能なMASHの簡易的な判定方法がないことが挙げられる。本研究では、呼気中VOCsの分析による簡易的なMASH進行非侵襲判定法の構築に成功した。呼気分析によるMASH判定法が確立できたことから、非侵襲的で経時的に評価が可能な治療薬スクリーニング法の開発への応用が期待できる。さらに、肝線維化やMASHに特徴的なVOCsが同定できたことから、MASH 発症に至るリスク因子やMASH 治療薬の新たなターゲット分子の提案への発展も期待できる。
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