研究課題/領域番号 |
21K19892
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
村上 義彦 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00339748)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | シート / 多孔質 / エマルション / 自己乳化 / ファイバー |
研究開始時の研究の概要 |
「高分子乳化剤が誘起する自己乳化現象」を巧みに応用し、「自己乳化のみ」(=機械的な乳化操作は無し)で「超低密度」多孔質シート・ファイバーを作製する低コスト・低エネルギーの新技術の確立に挑戦する。「高分子乳化剤によって自己乳化現象はなぜ生じるのか?」「材料内部のエマルションの物性に影響を及ぼす因子は何か?」というコロイド科学の分野で未解明の問題に挑戦し、界面科学・材料工学へ新たな知見を与える。
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研究成果の概要 |
本申請課題では、「超低密度」多孔質材料作製法をシートなどのさまざまな材料の作製に応用し、材料作製プロセスにおけるエマルションの挙動の解明、およびコロイド材料をハイブリッド化する技術の確立を目指した。その結果、(特にシート形成時の)自己乳化エマルションの挙動が明らかになり、シートの両面の物性(空孔径・空孔径)や薬物放出特性が制御可能であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「超低密度」のファイバーやシートは、柔軟性が高い人工神経や、細胞培養速度が極めて速い再生医療用の足場材料などの実現にもつながり、患者の治療期間の短縮(医療費の軽減)などの社会的な波及効果も高い。
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