研究課題
挑戦的研究(萌芽)
がんウイルス療法は、がん患者における抗がん効果と安全性が実証されつつあるが、がん治療用ウイルスの投与経路は主に腫瘍内であるため、体表にあるがんや超音波・CTガイド下にて直接投与可能ながんに限定される。ウイルスを腫瘍内投与ではなく血管内投与できれば問題は解決するが、これには血中での宿主免疫による不活化を回避しながら効率よく腫瘍まで到達させる必要がある。そこで本研究では、反復血管内投与可能なステルス型がん治療用ウイルスの創出を目指す。