研究課題/領域番号 |
21K20152
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0107:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 追手門学院大学 (2023) 長崎県立大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
平尾 盛史 追手門学院大学, 経営学部, 講師 (20908470)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | repositioning / entry / competitive strategy / game theory / supply chain / platform / peer-to-peer market / sharing service / 新規参入企業 / 競争戦略 / 数理モデル / 産業組織論 / マーケティング / 商業 / 流通・ロジスティクス / 経営戦略 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、新規企業参入への対応戦略に着目し、これに係る既存企業の意思決定メカニズムを明らかにすることを目的とする。とりわけマーケティングの各局面の内、「マーケット・ポジションの変更」「流通チャネル政策の変更」「製品ラインの広さ・深さの調整」の3点を研究対象とする。研究にあたっては数理的なモデル分析を主たる研究手法に用いる。本研究を通じ、企業間のダイナミックな競争関係に基づく市場の動態メカニズムについてその一端を明らかにするとともに、実務的に有用な新規企業参入への対応戦略に係る検討フレームワークを導出することが期待される。
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研究成果の概要 |
本研究は、産業構造の変革をもたらすような変化(脅威)に対し、既存企業がどのような事後的な対応を取りうるか、その一端を明らかにすることを目的としている。研究手法には、数理的なモデル分析を主に用いた。本研究期間を通じ、とりわけ、「新規の参入企業に対するマーケットポジションの変更」、「社会的責任の要請の高まりに伴うサプライチェーンマネジメントの調整」、「消費者間レンタルサービス市場の発展が製品開発戦略に与える影響」の3つのテーマについてそれぞれ、論文もしくは学会報告等の形で成果をまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
産業の動態は激しさを増している。それは、新規企業の参入、新たな技術やビジネスモデルの登場、また社会的な意識の変化、等に起因する。結果、予測困難で素早い変化に対し企業は、「事後的な対応」を余儀なくされる。 近年、経営戦略及びマーケティング分野においても、「事後的な対応」が、主要な研究テーマとなっている。その背景には、実務サイドからの関心の高まりがある。しかし、議論は「マーケット・ポジションの移動(Repositioning)」に集中し、より広範な事後的な戦略オプションに関しての検討は限定的であった。そこで本研究は、より広範な対応戦略の可能性の検証と提案を行い、既存の議論の拡張を図るものであった。
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