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教師の支援が数学的問題解決の要因と関連プロセスに与える影響の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K20210
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0109:教育学およびその関連分野
研究機関国士舘大学 (2023)
兵庫教育大学 (2021-2022)

研究代表者

清水 優菜  国士舘大学, 文学部, 講師 (40910237)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード数学教師の支援 / 数学的問題解決 / 教師の支援 / 数学
研究開始時の研究の概要

これまでに数学的問題解決の要因と関連プロセスは示されてきたが、生徒個人とクラス全体に対する数学教師の支援がどのような影響を与えるのかは未だ明確でない。欧米では研究が行われつつあるが、教育環境や文化の差異を踏まえると、得られた知見が日本にそのまま当てはまるか定かではない。そもそも、教師の支援自体が日本と欧米では異なる可能性がある。
そこで、本研究では、①生徒個人とクラス全体に対する教師の支援を測定できる質問紙尺度の開発、②教師の支援が数学的問題解決の要因と関連プロセスに与える影響の検証を行う。これらの研究から、数学的問題解決を促進するために教師が心掛けるべき支援の様相を提示することが期待される。

研究成果の概要

本研究の目的は、数学教師の支援を測定できる質問紙尺度の開発、および数学教師の支援が数学的問題解決の要因と関連プロセスに与える影響を解明することであった。高校生を対象としたWEB調査から、次の2点の成果を得た。第一に、一定程度の妥当性を有する「動機づけ支援」「思考支援」「協働学習支援」「授業風土支援」「ICTの活用」の5下位尺度30項目からなる数学教師の支援尺度を開発できた。第二に、数学教師の支援の中でも、動機づけ支援と思考支援が、生徒の数学学習への積極的な取り組みと肯定的な感情、認知的な参加を促すことで、数学的問題解決ができるようになること、ひいては数学学力が向上・改善することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的および社会的意義は、次の2点である。第一に、数学教師の支援を測定できる質問紙尺度を開発できたことから、多くの教師に共通する支援の測定、ならびに測定に掛かる時間やコストの大幅な削減が可能となったことである。第二に、数学的問題解決の要因と関連プロセスに寄与する数学教師の支援を解明でき、どのような支援が望ましいのかを提示することができたことである。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 算数学力の規定要因とその関連プロセスの検討ーTIMSS2019における日本の小学4年生の2次分析を通してー2024

    • 著者名/発表者名
      清水 優菜
    • 雑誌名

      国士舘人文学

      巻: 14 ページ: 79-94

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2025-01-30  

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