研究課題/領域番号 |
21K20398
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0301:材料力学、生産工学、設計工学、流体工学、熱工学、機械力学、ロボティクス、航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
岡本 俊哉 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (00909294)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マイクロ流体チップ / 電気穿孔法 / エレクトロポレーション / 細胞培養 / マイクロ流体デバイス / 遺伝子導入 / マイクロウェル / 自律制御 / 単一細胞 / 決定論的横置換法(DLD法) / 微小液滴 |
研究開始時の研究の概要 |
電気穿孔法は,iPS細胞作製のための遺伝子導入技術として,安全性の高い技術である.しかし,作製効率は他の手法に劣ることから,本研究では多数の反応器を配列したマイクロ流体デバイスを用いて,電気穿孔法における各種条件を検討し,作製効率の向上を目指す.
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研究成果の概要 |
本研究では、iPS細胞の生産性向上を目的に、電圧印加による細胞への遺伝子導入をマイクロ流体チップ上で簡便に、かつ、多量で実行可能なマイクロ流体システムの開発を行った。その結果、1つのチップ内で、細胞が入った微細な液滴を作り、そこへ電圧を印加し細胞へ刺激を与えられることができ、また、細胞の培養や、細胞の染色による、行った処理の評価ができるシステムを構築することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究、マイクロ流体チップにおける流体制御技術の研究を基盤に、マイクロ流体チップ内での細胞への遺伝子導入技術や細胞培養技術の研究を行った。細胞を取り扱う研究では、いかに同じ条件で多数の操作を行うか(再現性や統一性の担保)が重要となる中で、簡便に多量の細胞封入液滴を作製可能な流体制御技術を確立し、また、不必要な外的要因を排除するため、処理後の細胞培養をチップ内で行うための条件を確立した。 本システムでは、液滴への細胞封入から、細胞への電気刺激印加、その後の状態観察(細胞培養)までの一連の操作を、1チップで多数を並列に実行できることから、細胞の更なる現象理解への貢献が期待される。
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