研究課題/領域番号 |
21K20453
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0303:土木工学、社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
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研究機関 | 秋田工業高等専門学校 |
研究代表者 |
丁 威 秋田工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (70901768)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | オイルタンク群 / 津波波圧 / 津波波力 / 耐津波設計 / 水理実験 / 連棟配置されたオイルタンク群 / 津波波圧・波力の特性 / 数値流体解析 / 構造解析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,沿岸部に数多く建設され,大地震による津波に襲われると甚大な被害に結びつく鋼製オイルタンク群を対象とし,水理実験並びに系統的な数値流体解析(CFD)により,オイルタンクに作用する津波波圧・波力の特性を明らかにし,設計用の津波荷重のモデルを提案する。また,壁面の座屈・応答特性を弾塑性解析により明らかにし,オイルタンク群の合理的な耐津波設計(特にリングによる補強方法)を確立する。また,本研究課題においては,タンク群の配置パターンが津波波圧・波力および座屈耐力に及ぼす影響について検討し,荷重および荷重効果低減の観点から最適な配置を提案する。
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研究成果の概要 |
本研究では,沿岸部に建設されるオイルタンク群を対象とし,水理実験によりタンク群の各配置パターンの津波入射方向βと無次元隣棟間隔S/Dが津波波圧・波力に及ぼす影響を明らかにした。それらの結果に基づき,複数棟オイルタンク配置の耐津波設計を検討し,配置位置に対する設計荷重は単棟の場合の倍率を設定することを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、オイルタンク群に作用する津波波圧・波力の特性を把握し,複数棟オイルタンク配置の耐津波設計を提案した。研究成果により適切な設計基準に役立ちと考えられる。より安全で耐久性のあるオイルタンクの設計に寄与することが期待される。また,津波荷重の研究は津波リスク評価や防災計画の基礎となり,津波によるオイルタンク群の被害予測や適切な対策の策定に役立ちと考えられる。
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