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BBTB標的創薬に有用な生体模倣性新規in vitroヒトBBTBモデルの樹立

研究課題

研究課題/領域番号 21K20731
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0801:薬学およびその関連分野
研究機関東京薬科大学

研究代表者

森尾 花恵  東京薬科大学, 薬学部, 助教 (70908524)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードグリオーマ / 血液脳腫瘍関門 / in vitroモデル / ヒト不死化脳細胞 / 階層型スフェロイド / in vitroヒトBBTBモデル / 脳腫瘍血管バリア / 脳腫瘍血管 / モデル
研究開始時の研究の概要

難治性グリオーマに対し、脳腫瘍血管バリア (BBTB) は新たな創薬標的である。そこで本研究では、BBTB創薬に有用な新規生体模倣性in vitroヒトBBTB モデルの樹立を目的とする。本モデルでは、汎用性・機能性を有するヒト不死化脳毛細血管内皮細胞(HBMEC)に加え、独自の階層型スフェロイド構築技術を応用する。本技術は、生体に近い細胞階層構造を再現することでHBMECによる血管機能の成熟を誘導し、ヒトBBTBの高度な模倣を可能とする。したがって、本研究により汎用性と高度な生体模倣性を兼ね備えるかつてないヒトBBTBモデルの確立とともに、BBTB創薬コンセプトの確立への貢献が期待される。

研究成果の概要

ヒトグリオーマ細胞株に加え、当研究室で樹立した汎用性・機能性に優れたヒト不死化脳毛細血管内皮細胞、ヒト不死化アストロサイト、およびヒト不死化脳ペリサイトを構成細胞とし、独自のin vitroヒト階層型血液脳腫瘍関門 (BBTB) モデルを構築した。本モデルの構築には特殊な技術・装置を要さないとともに、細胞のハンドリングのしやすさといった汎用性の観点から、簡易なモデル構築が可能である。本モデルを用いた解析からは、これまでのBBTBの機能に関する知見をサポートする結果も得られており、本モデルは今後の更なる改良によりBBTB標的治療薬の脳移行性および薬効評価に有用なモデルとなることが期待される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで、グリオーマに対する新薬の薬効評価にはin vivoモデルが汎用されてきた。また、BBTBについてもin vivoモデルが存在するが、それを用いた実験に必要な経費や時間、高度な技術に関して問題を解決できるin vitro BBTBモデルが現在求められている。これに対し、本研究では生体模倣性を高める独自の階層型スフェロイド構築技術、そして汎用性・機能性に優れた独自のヒト不死化細胞を用いたことより、既存の他のモデルの欠点・課題を解決できるモデルとなることが期待される。本モデルは更なる改良を重ねることで、新規グリオーマ治療薬および治療法の開発の効率化に貢献できることが期待される。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] In vitroヒト脳腫瘍関門 (blood-brain tumor barrier, BBTB) モデルを用いたBBTBの特徴解析2023

    • 著者名/発表者名
      神田玲奈、森尾花恵、降幡知巳
    • 学会等名
      日本薬学会第143年会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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