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血管リバースエイジングを目指した血管内皮細胞老化の分子機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K20741
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0802:生体の構造と機能およびその関連分野
研究機関金沢大学

研究代表者

射場 智大  金沢大学, 医学系, 助教 (10908205)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード血管内皮細胞 / バイオインフォマティクス / 老化研究 / 老化 / 虚血モデル / シングルセル解析 / 血管 / 遺伝子導入
研究開始時の研究の概要

血管系異常は加齢と共にその発症割合が高くなる、老化と深く関連付いた疾患である。時にこれらの疾患を原因として生命が脅かされる事がある事から、超高齢化社会化の一途を進む現代日本においては、血管系の異常が引き起こされないように制御することが大切な課題であると考えられる。
本研究においては、加齢に伴って血管を構成する細胞にどのような変化が生じているのかを明らかとする事に始め、この変化を遺伝子治療などによって抑え込むことが出来ないか、将来の医療へのアプローチを模索する事を目標とし研究を行う。

研究成果の概要

血管系異常を伴う疾患は時として死に直結するが、加齢はこの血管系異常を引き起こす最大の要因である。その為、加齢に伴う血管系細胞の変化を明らかとし、これを抑制する手法を確立する事は重要な課題である。本研究では、血管内皮細胞の加齢変化を生命情報科学的手法により解析し、機能的変化を制御する因子の探索を通じ、心血管系疾患の予防治療法に繋がる基礎的理論の確立を目標に研究を行った。研究の結果、若齢マウスと老齢マウスでは多くの細胞分子機構に相違が見られ、特定の機構について阻害薬を投与する事で若齢マウスでも再生能力が減弱する事を見出した。この事より、加齢に伴う血管系異常の要因の1つを同定できたと示唆される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、生命情報科学的手法を用いた解析によって、加齢と血管内皮細胞の小集団との関連について研究を行ったものである。これらの小集団は従来の形態学的な分類等では同定する事が難しい細胞集団であったが、本手法により従来以上に血管内皮細胞は機能的な異なりを伴って分類可能であることが示唆された。今後は加齢のみならず様々な病態について同手法を用いることで、新しい治療標的などが探索できると考えられる。また、本研究では加齢に伴う血管系異常の治療標的候補の1つを同定することができた。高齢者を対象とした新しい予防医療法の確立に向けた足掛かりの1つとして、今回得られた知見を今後発展させたいと考えている。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Characterization of CD157 positive endothelial cells at the single-cell resolution.2022

    • 著者名/発表者名
      Tomohiro IBA
    • 学会等名
      The 22nd International Vascular Biology Meeting
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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