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ヒトiPS細胞由来神経回路の動態可視化による22q11.2欠失症候群の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K20860
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0902:内科学一般およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

田宗 秀隆  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (40908498)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードHuman iPS cell / 22q11.2 deletion / Imaging / Neural development / Synapse
研究開始時の研究の概要

精神・神経疾患の発症には遺伝因と環境因が強く影響し、シナプスレベルの病理変化が推定されているが、そのメカニズムの大部分は未解明である。メカニズム解明には従来用いられてきた動物モデルに加え、ヒト細胞を用いて研究する有用性が指摘されている。
本研究では、ヒト多能性幹細胞を用いてヒト由来神経細胞を誘導し、生きたマウスの脳内でヒト神経細胞の経時的なイメージングによる評価系を確立することを目指す。この系を用いて、統合失調症の最大のリスク因子として知られるヒト22q11.2欠失症候群患者由来神経細胞における神経回路動態がどのような特徴を持つのか検証する。

研究成果の概要

精神・神経疾患の発症には遺伝因と環境因が強く影響し、シナプスレベルの病理変化が推定されているが、そのメカニズムの大部分は未解明である。
本研究では、ヒト多能性幹細胞を用いてヒト由来神経細胞を誘導し、生きたマウスに移植してイメージングすることで、生理的な環境下であるマウス脳内でヒト神経細胞がどのように神経分化していくかを経時的に評価することを目指した。本研究により、安定した分化培養系と移植系を確立でき、従来の手法では解析が難しかったヒト神経細胞の生理的環境下での神経分化について、より高精度に解析できるパイプラインが構築可能となった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

精神・神経疾患の発症に対して、遺伝因と環境因がどの程度影響するか、ヒトサンプルを用いて切り分けるのは極めて困難であった。本研究成果により、細胞自律的要素と脳内環境の要素を峻別することができるようになった。さらに、ヒト細胞移植マウスに対して操作を加えることで環境因の要素をも考慮できる展望が開けた。この成果は、発達段階に応じて臨床的な困りごとが変化する22q11.2欠失症候群を持つ人に対する介入法について基礎医学的な検討を進める一助となりうる。

報告書

(2件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 医療・福祉・教育の困難と22q11.2欠失症候群をもつ子の養育者の心の健康

    • URL

      https://22q-pedia.net/library/

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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