研究課題/領域番号 |
21K21120
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道科学大学 |
研究代表者 |
青木 美香 北海道科学大学, 保健医療学部, 講師 (20828660)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 看護師 / 対話 / 部署 / 職場 / 看護組織 / 組織文化 / 能力開発 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、対話を重視した対話型の組織が注目されている。看護組織においても、対話を通して看護専門職に必要な能力である自律性や自己認識の向上を促すことができる組織が求められつつある。しかし、本邦において対話が促進される看護組織の特徴は解明されていない。 本研究の目的は、対話が促進される看護組織の特徴を明らかにし、対話型の看護組織を構築するために必要な教育項目を抽出することである。 対話が促進される看護組織の特徴と組織を構築するために必要な教育項目が明らかになると、看護組織の規模に関わらず、一定水準の教育プログラムを開発するための枠組みの構築につながる基礎資料を得ることができる。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は対話が促進される看護組織の要素を明らかにし,教育プログラム開発に向けた尺度作成の項目を抽出することである.所属部署における看護師間の対話を「共通認識をもち相互作用を行うことで,アイデアを創造的に更新し,看護チームの実践の質を上げる手段」と定義でき,個人や組織の成長手段であること,職位により対話の認識が異なるため,全看護師が測定できる尺度を開発し部署(組織)の診断・教育プログラムを開発する必要性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護師は日常業務における看護師間の対話の重要性とその実践の困難を語っていた.またインタビューが「対話の重要性」の再認識の機会となっていた。看護師の対話の認識は職位により大きな差があり「対話が促進される組織づくり」尺度および教育プログラム作成時に検討するため重要な要素であると示唆された.
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