研究課題/領域番号 |
21K21307
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
1002:人間情報学、応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松本 啓吾 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 助教 (20909527)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Haptic Retargeting / Hand Redirection / Visual Capture / Virtual Reality / リダイレクション / 手技動作 / 求心性信号 / 中枢性信号 / バーチャルリアリティ / NIRS / リダイレクテッドハンド |
研究開始時の研究の概要 |
実空間とバーチャル空間における手の位置と姿勢の対応関係をユーザに悟られない範囲で操作することで実際の手技動作とはわずかに異なるバーチャル空間での手技動作を実際に行っていると思わせることを可能にするRedirected Hand (RH) 手法について、求心性信号と中枢性信号の両面から心理物理学実験や行動指標を用いて検証しRHの効果向上を試みる。
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研究成果の概要 |
本研究では、実験参加者に対し、視覚的・触覚的フィードバックを操作し、リダイレクテッドハンドの発生メカニズムとそれに関連する神経基盤を調査しました。得られたデータをもとに、求心性信号と中枢性信号の役割および相互作用を定量化し、現象の発生メカニズムを解明に取り組みました。この研究成果は、バーチャルリアリティやテレイグジスタンス技術の発展に寄与するとともに、運動制御や知覚の基本原理に関する理解を深める上で重要な意義を持ちます。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として、運動制御や知覚の基本原理に関する理解を深めることに貢献します。また、求心性信号と中枢性信号の相互作用の定量化は、神経科学や認知科学の分野において新たな知見をもたらすことが期待されます。 社会的意義としては、リダイレクテッドハンドのメカニズムを利用し、より自然で直感的なインタラクションを実現することで、ユーザーの没入感やリアリティを向上させることが可能になります。これにより、医療、訓練、教育などの分野でのシミュレーションやリモート操作の効果を高めることができ、広範な分野での応用が期待されます。
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