研究課題/領域番号 |
22401005
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
藁谷 哲也 日本大学, 文理学部, 教授 (30201271)
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連携研究者 |
森島 済 日本大学, 文理学部, 教授 (10239650)
竹村 貴人 日本大学, 文理学部, 准教授 (30359591)
羽田 麻美 日本大学, 文理学部, 助教 (70508746)
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研究協力者 |
石澤 良明 上智大学, アジア文化研究所
片桐 正夫 日本大学, 名誉教授
三輪 悟 上智大学, アジア文化研究所
梶山 貴弘 日本大学, 博士後期
原 正剛 日本大学, 博士前期
比企 祐介 日本大学, 博士前期
松田 辰 日本大学, 博士前期
前田 拓志 日本大学, 博士前期
ロス ボラット アンコール地域・遺跡保存行政機構, 総裁
マオ ロア アンコール地域・遺跡保存行政機構
ギアム モニー アンコール地域・遺跡保存行政機構
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2013年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 地形学 / 世界遺産 / 岩石風化 / 建築石材 / アンコール遺跡 / 劣化 / 気象観測ステーション |
研究概要 |
本研究では,亜熱帯環境に位置するアンコール遺跡の石材の風化量や寿命が風化環境とともに調べられた。研究対象は7~12世紀につくられた遺跡で,原位置における石材の風化量や物性値の測定,および風化試験を実施した。また,アンコール・ワット境内で総合気象観測を実施するとともに,祠堂内に温・湿度ロガーを設置して石材の風化環境を測定した。29遺跡・35箇所の風化量を測定したところ,砂岩部材の風化速度は0.7~9.2mm/100年であった。石材の風化は,初期にわずかな物性・化学組成変化と藻類被覆が生じ,やがて風化量に強い方位依存性が現れるようになる。石材の寿命には,乾湿変化の大きさと頻度が係わっている。
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