研究課題/領域番号 |
22501050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床腫瘍学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
酒々井 眞澄 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30347158)
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連携研究者 |
飯沼 宗和 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (70082998)
吉田 一郎 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教 (40432447)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 脂肪酸誘導体 / 抗がん剤 / 大腸がん / 構造活性相関 / リード化合物 / 皮下移植モデル / ED50 / pKa / インシリコ解析 / 創薬 / 50%致死率 / ファルマコフォア / チロシンキナーゼ / 癌 / 化学療法 / 脂肪酸 |
研究概要 |
本研究の最終ゴールは、脂肪酸誘導体を使った大腸がん分子標的療法の開発である。デセン酸を初期リード、パルミチン酸を後期リードとしてヒト大腸がん細胞株に対する IC_50 値を指標に構造活性相関(QSAR) 解析により抗がん効果のファルマコフォアが飽和炭素数 16 と 1 位炭素へのピペリジン環導入であることを突き止めた。化合物コード 903 (特願 2010-079755)は今のところ細胞レベルでの抗がん効果が最も強く、正常細胞に対する毒性が低い。ヌードマウス皮下移植モデルでは腫瘍体積抑制効果を認めた。本モデルでの ED_50 値(effective dose)はおおよそ 0.025~0.05 mg/kg と見積もられた。化合物コード 903 の pKa および cLogD を計算した結果、経口投与した場合に消化管より吸収されることが予測された。化合物コード 903 は腫瘍選択性が高く、広範な抗腫瘍効果を持つため大腸がんを含む消化器がん治療の新たなリード化合物になりうると考えられた。
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