研究課題/領域番号 |
22520453
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 国立民族学博物館(関西大学) (2012) 国立民族学博物館 (2010-2011) |
研究代表者 |
金 美善 国立民族学博物館(関西大学), 非常勤講師 (50469623)
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研究分担者 |
庄司 博史 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 教授 (80142016)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 移民 / 女性 / 言語 / 政策支援 / 識字 |
研究概要 |
本研究は、グローバル化に伴う人々の移動を「女性」と「言語問題」に焦点を絞り、移民女性の言語問題を社会言語学の観点から、当事者の戦略とホスト社会の支援との関係を明らかにしようとするものである。移民の受け入れの歴史が長い多文化社会である欧米の場合、非熟練労働者や難民などの移民に対して、その社会の構成員として「福祉」や「権利」の理念のもとで言語支援が行われている状況が確認できる。しかし移民の受け入れに消極的な日本の場合、在日コリアンや中国帰国者の例からいえるように、移民女性は、複雑な社会的要因により、社会的排除の対象となってきた事実がある。一方、近来結婚移住女性が増えている韓国の場合、移住女性に対して韓国人の「妻」や「母」という認識が社会に定着しており、「多文化家庭」をささえる女性の役割としての言語的圧迫が強いことが明らかになった。
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