研究課題/領域番号 |
22540427
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
倉本 圭 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (50311519)
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連携研究者 |
竹広 真一 京都大学, 数理解析研究所, 准教授 (30274426)
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研究協力者 |
福井 隆 北海道大学, 大学院・理学院, 大学院理学院
安達 俊貴 北海道大学, 大学院・理学院, 院生
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 月 / マグマオーシャン / マントルオーバーターン / マントル対流 / 水星 / 熱史 / 慣性能率 / 火成活動史 / マントル進化 / 火星 / 二分性 / 火成活動 / ダイナモ / 化学成層 |
研究概要 |
月および小型惑星を構成する物質組成の多様性を原始惑星系円盤の形成進化モデルを用いて推定し,これら天体の内部構造の進化ついて数値的・理論的解析を行った.月マグマオーシャンの固化に伴い形成される不安定に成層した一連の沈積岩は,地質学的に短時間で安定な配置に向かい転倒する.転倒時にMgに富む橄欖岩沈積層は再融解を引き起こすと予想される.この結果は月の裏側にMgに富む苦鉄質鉱物が存在することと調和する.また安定な配置に達した後の月慣性能率因子は現在の月の観測値とほぼ一致する.一方,水星に予想される還元的な化学組成が、水星探査機の最新の観測によって確認され,さらに重力場データからケイ酸塩マントルの厚さが極めて薄いことが示唆された.これらを反映した水星構造を想定し,熱史シミュレーションを行ったところ,液体核は現在でも十分熱対流を起こし,ダイナモ活動を容易に維持できる可能性が示された.
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