研究課題/領域番号 |
22540430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 愛媛大学 (2012) 東京大学 (2010-2011) |
研究代表者 |
八木 健彦 愛媛大学, 地球深部ダイナミクス研究センター, 特命教授 (20126189)
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研究分担者 |
岡田 卓 東京大学, 物性研究所, 助教 (90343938)
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連携研究者 |
浜根 大輔 東京大学, 物性研究所, 技術職員 (20579073)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | キセノン / コア / 鉄 / 超高圧 / 金属化 / 欠損 |
研究概要 |
本研究は、地球の中心核に対応する130GPa以上の超高圧高温条件下で、キセノン(Xe)が鉄やケイ酸塩と化合物や固溶体を作るか否かを実験で明らかにし、その結果に基づいて、長年地球科学の分野で未解決の大きな問題として残されているいわゆる"Missing xenon"問題の解明に寄与しようとしたものである。レーザー加熱ダイヤモンドアンビル装置を用いた実験技術の改良により、低温下で試料室に鉄と液化したXeを封入し150GPaを越す圧力まで加圧した後、レーザーで照射して数千℃まで加熱しながら、X線回折実験を行うことに成功した。その結果、このように核に対応する圧力温度条件下でもXeは鉄と全く反応せず、固溶体も作らないことが明らかになった。このことは今まで提唱されていた、大気中に欠損したXeはコア中に溶け込んでいる、という可能性を否定するものであり、Missing Xenon問題の解明には、別の可能性を考えねばならないことを示している。
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