配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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研究概要 |
本研究では,まず海外研究協力者の協力を得て, 上海復旦大学付属医院で計25名の擬似脳死患者(昏迷患者と脳死者が両方いる)に対して延べ64回以上の脳波を計測した.これらの貴重なデータは本研究の遂行,また本研究を広めて行くことに不可欠なものである.次に弱脳活動成分解析ための独立成分解析(ICA)などのアルゴリズムを開発し,また昏迷患者と脳死者を識別するための複雑度(ApEn)による識別基準,経験モード関数(EMD)による脳活動エネルギーの識別基準をそれぞれ開発した.開発されたアルゴリズムの実用性を高めるため, 患者脳死判定のブラインドテストを行い,即ち患者データを解析した結果を,臨床医者判定の結果と照合し,照合した結果がほぼ一致していることが分かった. これらの研究成果はジャーナルに22篇,国際会議に18篇,著書(Springer社)に1篇(章節),計41篇の論文を公表した.そのなか,2010年6月中国上海で開催されている国際会議 International Symposium on Neural Network(ISNN 2011)において,国際神経回路学会(International Neural Network Society) による「Best Student Paper Award」を受賞した.受賞した論文はL. Li, Y. Xia, B. Jelfs, Jianting Cao and D. P. Mandic "Modelling of Brain Consciousness based on Collaborative Adaptive Filters"で, 著名な国際ジャーナルNeurocomputing, ELSEVIERに公表された.
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