配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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研究概要 |
不確かさを有するシステムを制御する際,如何に制御性能を最大限に引き出すかはきわめて重要な問題である。従来のロバスト制御理論は,モデル不確かさに関する情報の一部分のみを活用するものであったため,制御性能を十分に高めることが困難であった。 この問題を解決するため,本研究ではモデル不確かさのゲイン情報のみならず,位相情報もフルに活用できる,新しいロバスト制御理論を構築した。本理論は,不確かさのゲイン・位相の情報を取り入れたプラント集合モデル,ロバスト安定条件,ロバスト感度条件およびロバスト帯域幅条件によって構成される。そして,従来理論に比べ,性能を格段に向上できることを理論的,実証的に示した。この理論は,ロバスト制御系の性能を大幅に改善できる可能性を秘めている。
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