研究課題
基盤研究(C)
CD4非依存性HIV感染耐性のHeLa細胞を感染感受性に変換する細胞因子を同定した。カテプシン蛋白質分解酵素の阻害因子cystatin-Cであった。cystatin-Cや低分子量カテプシン阻害剤CA-074Meは、CD4非依存性HIV感染を促進した。CD4非依存性HIV感染は、エンドサイトーシス阻害剤によって低下したので、エンドソームに取り込まれた後、細胞内に侵入すると思われる。エンドソーム内のカテプシン活性が高いと、HIV粒子が分解され、感染が抑制されるのであろう。マウス白血病ウイルス(MLV)感染もエンドソームを経由することが既に知られている。しかし、MLV感染は、CA-074Meによって低下したので、CD4非依存性HIVと異なり、カテプシンを必要とする。また、XC細胞におけるMLV感染はエンドソーム酸性化阻害剤によって低下しないので、エンドソームを経由しないと古くから考えられてきた。しかし、XC細胞におけるMLV感染もエンドソームを経由し、エンドソーム酸性化なしにカテプシンが活性化されることによってエンドソーム酸性化非依存性のMLV感染がおこることが明らかとなった。
すべて 2013 2012 2011 2010 2007 その他
すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 11件) 学会発表 (26件) 図書 (2件) 備考 (3件) 産業財産権 (4件) (うち外国 4件)
AIDS Res.Hum.Retrovir.
巻: 29 号: 2 ページ: 279-88
10.1089/aid.2012.0174
120006985740
Biochemical and Biophysical Research Communication
巻: 434 号: 2 ページ: 223-227
10.1016/j.bbrc.2013.03.045
DNA Cell Biol
巻: 31 号: 11 ページ: 1636-44
10.1089/dna.2012.1666
Adv.Virol.
巻: 2012 ページ: 640894-640894
10.1155/2012/640894
120006985742
PLoS ONE
巻: 6 号: 4 ページ: e19352-e19352
10.1371/journal.pone.0019352
120006985096
PLoS One
巻: 6 号: 10 ページ: e26180-e26180
10.1371/journal.pone.0026180
120006985272
Eur Respir J
巻: 38 号: 4 ページ: 861-869
10.1183/09031936.00143610
Bioorganic & Medicinal Chemistry
巻: 19 号: 24 ページ: 7541-7550
10.1016/j.bmc.2011.10.030
120006985218
Cytokine
巻: 56 号: 3 ページ: 564-72
10.1016/j.cyto.2011.08.014
120006985203
Proc Natl Acad Sci U S A
巻: 108 号: 46 ページ: 18766-71
10.1073/pnas.1116273108
Advances in Virology
巻: 2011 ページ: 787394-787394
10.1155/2011/787394
120006985743
European Respiratory Journal
巻: (In press 掲載確定)
http://www.springer.com/biomed/book/978-90-481-9771-2
http://www.med.nagasaki-u.ac.jp/mmi/cs/
http://gyoseki.jimu.nagasaki-u.ac.jp/IST?ISTActId=RESULTSJPDetail&ISTKidoKbn=&ISTErrorChkKbn=&ISTFormSetKbn=&ISTTokenChkKbn=&userId=659&search_nendo=