研究課題
基盤研究(C)
本研究では、直接導入型の質量分析計を用い、生体試料を簡単な前処理のみで中毒原因物質を判定する手法の開発を行った。対象薬毒物として、わが国で中毒事故発生件数の多い上位45種類の薬物を用い、血漿を固相抽出カートリッジで前処理し、測定に供した。薬物の同定は、各薬物に特徴的なプロダクトイオンスペクトルの比較により行った。測定に要する時間は、前処理を含めて5分以内であり、本法は法医学領域における中毒原因物質の迅速測定法として活用可能であると考えられた。
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Forensic Toxicology
巻: (in press) 号: 2 ページ: 241-250
10.1007/s11419-013-0184-7