研究課題/領域番号 |
22590860
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
坪井 知正 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (00536724)
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研究分担者 |
陳 和夫 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90197640)
堀内 久徳 東北大学, 加齢研究所, 教授 (90291426)
星野 勇馬 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00378746)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 閉塞型睡眠時無呼吸 / 遺伝子多型 / 持続的低酸素 / 間欠的低酸素 / 睡眠時無呼吸 / heme oxygenase-1 / 酸化ストレス / 呼気一酸化炭素 |
研究概要 |
重症閉塞型睡眠時無呼吸(obstructive sleep apnea:OSA)患者は、脳心血管障害が有意に多く予後が悪化するとされるが、血管障害は全ての患者に均等に出現しないので、その差異には酸化ストレス・炎症発生におけるサイトカインや酵素発現に関わる各種(NF-κB, AP-1:activator-1, HO-1:hemo oxygenase-1 などの)遺伝子多型が関与すると考え、京大病院通院中の睡眠時無呼吸患者より血液検体を回収・蓄積している。2013 年 3 月 31 日現在において、306 人の患者より血液検体を採取し遺伝子の抽出を完了している。また、2012 年度より、一般住民群より睡眠時無呼吸を有さないコントロール群からの遺伝子抽出を行い、睡眠時無呼吸を有する群との遺伝子多型の比較を検討している。本研究で探索予定の遺伝子多型候補の一つである HO-1 は Heme 代謝経路を活性化し一酸化炭素(CO)を産生するので、計測したところ OSA があり且つ血管内皮障害がある群で高値を示した。また、重症 OSA のスクリーニングマーカとして尿中 Lipocalin-type prostaglandin D synthase (L-PGDS)が有用である可能性を示唆した。また、新しい低酸素暴露装置で OSA 類似の間欠的低酸素、持続的低酸素が酸化ストレスとなり炎症系サイトカインを誘導することを細胞実験により確定した。
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