研究課題
基盤研究(C)
ガレクチン 9 による免疫制御機構の解明のため、ヒト末梢血単核球(peripheral bloodmononuclear cells, PBMC)をガレクチン 9 の存在下で刺激培養することによる骨髄由来免疫抑制性細胞(myeloid derived suppressor cells, MDSCs)誘導能を健常人群と肺障害群で比較検討した。 いずれの群においても培養された PBMC 中に HLA-DR(-)CD33(+)の MDSCs が 2-10%の割合で検出されたが、 疾患特異性を示す結果は得られなかった。 次に、 解析対象を plasmacytoid DC(pDC, HLA-DR(+)CD123(+))と myeloid DC (mDC, HLA-DR(+)CD11c(+))に変更し、健常人と肺病変を有するサルコイドーシス症例(以下、サ症)で同様に解析を行った。未刺激下では、健常人群に比較してサ症群で pDC、 mDC いずれも減少傾向にあった。 一方、 ガレクチン 9 刺激下では、pDC 誘導抑制と mDC 誘導亢進を認めたが、両群間に反応性の違いは認められなかった。以上の結果から、ガレクチン 9 による DC 誘導能は、DC のサブタイプにおいて異なることが判明したが、肺疾患の病態形成におけるガレクチン 9 の役割についてはさらなる検討が必要である。
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