研究課題
基盤研究(C)
マンモグラフィの正確な線量計測値に基づく精度管理を行うため、マンモグラフィで使用される低エネルギー領域 X 線の線量計測において応答特性が変化しない、可搬式の開放窓型電離箱検出器を開発した。従来の自由空気電離箱とは異なり、集電極の形状と配置を検討して可搬型としたものである。乳がん検診で使用されるマンモグラフィ装置と同様のエネルギースペクトルを持つ X 線の線量標準場を用い、試作した電離箱検出器のエネルギー特性及び絶対計測線量の評価を行った結果、~15 mGys-1までの線量率に対して良好な直線性で、 管電圧 23 kV から 110 kV までの X 線エネルギー範囲において、検出器の応答変化は 3 %以内だった。また、暗電流は 10-14~-15A であり、長時間、安定した計測値が得られ、優れた基本性能を有していることを確認した。新しい概念により開発した電離箱検出器により、医用放射線管理の一環として実施する医療施設に設置されているマンモグラフィ装置における精度管理に必要な線量評価に際し、高精度で安定した測定を実施することができる。
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