高機能磁性ナノ粒子を用いた大腸癌に対する高感度高効率診断・検診法の開発

• 研究課題/領域番号: 22591493
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 長谷川 博俊 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (00218455)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2010年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 大腸癌 / 磁性体 / スクリーニング / 腫瘍マーカー / 外科 / 癌 / ゲノム / 臨床

研究概要

本研究は、高機能性蛍光・磁性ビーズ(FFビーズ)に上皮細胞で発現している抗原に対する抗体を固定し、血液中や便中の上皮細胞を効率よく磁気回収を行い、回収した細胞を用いての診断を行うことを目的とした。抗EGFR抗体固定化FFビーズとA431(EGFR高発現株)を用い、細胞回収率の検討を行った。回収した細胞を用いてのタンパク質発現や遺伝子異常の検索、癌細胞の同定は臨床検体を用いるには至らなかった。また、大腸癌担癌患者における血清bFGFと、大腸癌細胞の上皮細胞および血管内皮細胞に発現しているPLGFの検討を行った。静脈侵襲および術前CEA値との間に有意な相関を認めた。

研究成果

• [雑誌論文] Medium-term results ofneoadjuvant systemic chemotherapyusing irinotecan, 5-fluorouracil, andleucovorin in patients with locallyadvanced rectal cancer (2010)
  • 著者名/発表者名: Ishii Y, Hasegawa H, Endo T, OkabayashiK, Ochiai H, Moritani K, Watanabe M,Kitagawa Y.
  • 雑誌名: Eur J SurgOncol 巻: 36(11) 号: 11 ページ: 1061-5
  • DOI: 10.1016/j.ejso.2010.05.017
  • 査読あり
• [雑誌論文] Medium-term results of neoadjuvant systemic chemotherapy using irinotecan, 5-fluorouracil, and leucovorin in patients with locally advanced rectal cancer (2010)
  • 著者名/発表者名: Y.Ishii Y, H.Hasegawa, T.Endo, K.Okabayashi, H.Ochiai, K.Moritani, M.Watanabe, Y.Kitagawa
  • 雑誌名: European Journal of Surgical Oncology(EJSO) 巻: 10(1016) ページ: 1-5
  • 査読あり
• [雑誌論文] Overexpression of leucine-rich repeat-containing G protein-coupled receptor 5 in colorectal cancer (2010)
  • 著者名/発表者名: Hiroshi Uchida, Ken Yamazaki, Mariko Fukuma, Tetsu Hayashida, Hirotoshi Hasegawa, Masaki Kitajima, Yuko Kitagawa, Michiie Sakamoto
  • 雑誌名: Cancer Science 巻: 101(7) ページ: 1731-1737
  • NAID: 10026595102
  • 査読あり
• [学会発表] 大腸癌に対するcetuximab の治療効果とKRAS,BRAFのバイオマーカーとしての有用性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 平田玲,長谷川博俊,石井良幸,遠藤高志,落合大樹,岡林剛史,代永和秀,星野大樹,星野好則,松永篤志,北川雄光
  • 学会等名: 第48回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: 国立京都国際会館(京都)
• [学会発表] 大腸癌の進展における転写因子HOXB9 の影響A transcriptionalfactor HOXB9 promotes diseaseprogression in colorectal cancer (2010)
  • 著者名/発表者名: 平田玲,林田哲,長谷川博俊,石井良幸,遠藤高志,落合大樹,岡林剛史,内田寛,北川雄光.
  • 学会等名: 第69回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 大阪国際会議場(大阪)
• [学会発表] 大腸癌に対する抗癌剤感受性試験と分子標的薬cetuximabの効果予測に基づいた治療戦略 (2010)
  • 著者名/発表者名: 石井良幸,長谷川博俊,遠藤高志,岡林剛史,平田玲,代永和秀,森谷弘乃介,北川雄光.
  • 学会等名: 第65回日本消化器外科学会総会
  • 発表場所: 海峡メッセ下関(山口)
• [学会発表] Tumor Budding in Submucosa: An OptimalPredictive Factor for ClinicalOutcome in Colorectal Cancer (2010)
  • 著者名/発表者名: Uchida H, Hasegawa H, Ishii Y, EndoT,Okabayashi K, Masugi Y, Kitagawa Y
  • 学会等名: TheAmerican Society of Colon & RectalSurgeons Annual Meeting
  • 発表場所: Hilton MinneapolisHotel& Minneapolis Convention Center(Minneapolis, Minnesota)
• [学会発表] 進行・再発大腸癌におけるKRAS,BRAF 遺伝子mutationとcetuximabの治療効果の医療経済的検討. (2010)
  • 著者名/発表者名: 平田玲,長谷川博俊,北川雄光
  • 学会等名: 第96回日本消化器病学会総会
  • 発表場所: 新潟県民会館(新潟)
• [学会発表] 進行再発大腸癌におけるKRAS/BRAF遺伝子変異から見た1次治療の効果の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 代永和秀,長谷川博俊,石井良幸,遠藤高志,岡林剛史,飯田修史,内田寛,林竜平,平田玲,森谷弘乃介,星野大樹,星野好則,松永篤志,北川雄光
  • 学会等名: 第96回日本消化器病学会総会
  • 発表場所: 朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)(新潟)
• [学会発表] pT2大腸癌における粘膜下層budding:リンパ節転移予測因子としての意義 (2010)
  • 著者名/発表者名: 内田寛,長谷川博俊,石井良幸,遠藤高志,岡林剛史,飯田修史,林竜平,森谷弘乃介,平田玲,代永和秀,星野好則,星野大樹,松永篤志,真杉洋平,北川雄光
  • 学会等名: 第110回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場(名古屋)
• [学会発表] 進行再発大腸癌に対する化学療法均てん化へ大学病院が果たすべき役割. (2010)
  • 著者名/発表者名: 岡林剛史,長谷川博俊,石井良幸,遠藤高志,北川雄光
  • 学会等名: 第110回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場(名古屋)
• [学会発表] 進行再発大腸癌に対する化学療法均てん化へ大学病院が果たすべき役割 (2010)
  • 著者名/発表者名: 岡林剛史, 長谷川博俊, 石井良幸, 遠藤高志, 北川雄光
  • 学会等名: 第110回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場(名古屋)
• [学会発表] 進行・再発大腸癌におけるKRAS, BRAF遺伝子mutationとcetuximabの治療効果の医療経済的検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 平田玲, 長谷川博俊, 北川雄光
  • 学会等名: 第96回日本消化器病学会総会
  • 発表場所: 新潟県民会館(新潟)
• [学会発表] 進行再発大腸癌におけるKRAS/BRAF遺伝子変異から見た1次治療の効果の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 代永和秀, 長谷川博俊, 石井良幸, 遠藤高志, 岡林剛史, 飯田修史, 内田寛, 林竜平, 平田玲, 森谷弘乃介, 星野大樹, 星野好則, 松永篤志, 北川雄光
  • 学会等名: 第96回日本消化器病学会総会
  • 発表場所: 朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)新潟
• [学会発表] 大腸癌に対する抗癌剤感受性試験と分子標的薬cetuximabの効果予測に基づいた治療戦略 (2010)
  • 著者名/発表者名: 石井良幸, 長谷川博俊, 遠藤高志, 岡林剛史, 平田玲, 代永和秀, 森谷弘乃介, 北川雄光
  • 学会等名: 第65回日本消化器外科学会総会
  • 発表場所: 海峡メソセ下関(下関市)
• [学会発表] 大腸癌の進展における転写因子HOXB9の影響A transcriptional factor HOXB9 promotes disease progression in colorectal cancer (2010)
  • 著者名/発表者名: 平田玲, 林田哲, 長谷川博俊, 石井良幸, 遠藤高志, 落合大樹, 岡林剛史, 内田寛, 北川雄光
  • 学会等名: 第69回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 大阪国際会議場(大阪)
• [学会発表] 大腸癌に対するcetuximabの治療効果とKRAS, BRAFのバイオマーカーとしての有用性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 平田玲, 長谷川博俊, 石井良幸, 遠藤高志, 落合大樹, 岡林剛史, 代永和秀, 星野大樹, 星野好則, 松永篤志, 北川雄光
  • 学会等名: 第48回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: 国立京都国際会館(京都)
• [学会発表] Tumor Budding in Submucosa : An Optimal Predictive Factor for Clinical Outcome in Colorectal Cancer (2010)
  • 著者名/発表者名: H.Uchida, H.Hasegawa, Y.Ishii, T.Endo, K.Okabayashi, Y.Masugi, Y.Kitagawa
  • 学会等名: ASCRS Annual Meeting(The American Societyof Colon & Rectal Surgeons AnnualScientific Meeting)
  • 発表場所: Hilton Minneapolis Hotel & Minneapolis Convention Center(Minneapolis, Minnesota)