研究課題/領域番号 |
22591509
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
中野 浩 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 医学部 (10241035)
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研究分担者 |
小林 真一 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (20129836)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 大腸癌肝転移術前化学療法 / oxaliplatin-based chermotherapy / sinusoidal obstruction syndrome / プロテオミクス / glutathione S-transferase M1 / sphingosine 1 phosphate / 大腸癌肝転移 / 肝切除 / 術前化学療法 / 肝障害 / Blue liver / Peroxiredoxin 6 / 化学療法関連肝障害 / ジヌソイド閉塞症候群 / オキザリプラチン / Aldehyde dehydrogenase / Peroxiredoxin6 / Oxaliplatin |
研究概要 |
大腸癌抗がん剤治療、特にオキザリプラチンによるジヌソイド閉塞症候群のモデルとして、ヒト培養ジヌソイド内皮細胞にオキザリプラチンを反応させ、ジヌソイド内皮細胞の抗がん剤投与前後のプロテオミクス解析を施行した。2次元電気泳動後のプロテオミクスLC/MS/MS解析では、Peroxiredoxin6、Aldehydedehydrogenase2、α-methylacetyl-CoAracemase、Proteindisulfide-isomeraseA3、60-S-acidribosomalproteinP0、GlutathioneS-transferaseM1など、合計23個の蛋白に有意な変化を認めた。これら23個の変動タンパクのうち、ジヌソイド内皮細胞内のGlutathioneS-transferaseM1が、oxaliplatin投与により顕著に減少していることが、Mascot解析にて証明された。ジヌソイド内皮保護作用を有すると考えられるsphingosine1phosphate(S1P)を投与したジヌソイド内皮細胞とS1Pを投与しなかったジヌソイイド細胞と比較したところ、S1Pの投与によりGlutathioneS-transferaseM1の減少が有意に抑制されることが示された。ラットを用いて、オキザリプラチン肝障害モデルを作成した。オキザリプラチン投与後48時間後に採取した肝組織において、正常肝組織に比較して、有意にGlutathioneS-transferaseM1が低下していた。oxaliplatin投与によるジヌソイド内皮細胞障害が、GlutathioneS-transferaseM1と関連している可能性が示唆された。
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