研究課題/領域番号 |
22591844
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
渡利 英道 北海道大学, 北海道大学病院, 講師 (10344508)
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研究分担者 |
櫻木 範明 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70153963)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 婦人科腫瘍学 / 卵巣癌 / 抗がん剤耐性 / microRNA / 抗ガン剤耐性 / MET / MET阻害剤 / micro RNA / アポトーシス / 抗癌剤耐性 / micfroRNA / clusterin |
研究概要 |
卵巣癌細胞の抗癌剤耐性機構を解明するために本研究を行い、以下の結果を得た。(1)細胞死(アポトーシス)抑制作用を有するclusterin(CLU)の発現がパクリタキセル(PTX)耐性卵巣癌細胞で発現が亢進していること、CLUの発現をsi-RNAあるいはアンチセンスオリゴヌクレオチドの導入によって抑制することで、PTXに対する耐性が解除しうること、卵巣癌患者組織における検討でCLUの発現と化学療法に対する感受性の間に負の相関があり、CLUの発現が早期卵巣癌患者における予後因子となり得ることが示された。(2)PTXの耐性に関与しうるmicroRNAについて検討した結果、PTX耐性卵巣癌細胞においてmiR-31の発現が低下していること、miR-31の導入によってPTXに対する耐性が解除されうること、miR-31の標的分子がレセプター型チロシンキナーゼの一つであるMETであり、METの高発現によって卵巣癌細胞のPTX耐性が誘導されること、METの特異的な阻害剤を併用することで、卵巣癌細胞のPTXに対する感受性が回復しうること、が示された。
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