研究課題/領域番号 |
22591880
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
前田 幸英 岡山大学, 岡山大学病院, 助教 (00423327)
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研究分担者 |
福島 邦博 岡山大学, 岡山大学病院, 講師 (50284112)
片岡 祐子 岡山大学, 岡山大学病院, 助教 (10362972)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 急性感音難聴 / MAP kinase / 騒音性難聴モデルマウス / 騒音性難聴マウス / 音響外傷 / c-Jun / siRNA / c-jun / 騒音性難聴 / リアルタイムRT-PCR / アポトーシス / 内耳遺伝子治療 |
研究概要 |
現在開発中の急性感音難聴治療薬の標的分子である MAP kinase 群が、急性感音難聴発症時の蝸牛でどの様な時間経過で活性化しているか明らかにした。また siRNA 等による蛋白合成レベルでの治療介入モデルの構築にむけて、リン酸化 MAP kinase 群の量的変化と MAP kinase 蛋白総量の発現変化を個別に解析した。 マウス内耳において phospho-MEK1/ERK/P90RSK カスケードは、らせん神経節と感覚上皮で騒音暴露後 3-6 時間をピークに活性化していた。この際 total-MEK1/ERK/P90RSK には増加を認めず、 一時的なリン酸化によるもので蛋白合成を伴わないものと考えられた。JNK,p38MAPKについては 48 時間後のらせん神経節での遅発性活性化を認めた。p38MAPK の遅発性増加には蛋白合成を伴っていた。これらの所見は siRNA による蛋白合成抑制など、新たな急性感音難聴治療戦略の基盤となると考えられる。
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