研究課題/領域番号 |
22592325
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
敦賀 英知 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (30295901)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 歯根膜 / オキシタラン線維 / 弾性系線維 / 細胞外基質 / 線維芽細胞 / 細胞・組織 / 歯学 |
研究概要 |
オキシタラン線維は細胞外基質のひとつであり、微細線維により構成される。しかし、その形成過程における詳細な研究は成されていない。我々はこれまで、ヒト歯根膜線維芽細胞の培養系で細胞伸展刺激よりfibulin-5がオキシタラン線維の凝集機構を調節することを報告した。LTBP-2はfibulin-5と結合能を有する分子であり、本研究ではLTBP-2のオキシタラン線維凝集機構に果たす役割を解析した。免疫沈降によりLTBP-2はfibulin-5と結合していた。伸展LTBP-2の発現には影響を与えないが、細胞層の70%が減少し、fibulin-5と結合するLTBP-2の60%が減少した。LTBP-2の95%の抑制によりオキシタラン線維の凝集が抑制されたのに対し、約40%の抑制時には対照群と同様にオキシタラン線維の凝集は誘導された。これらのLTBP-2抑制時にはいずれも、fibulin-5はオキシタラン線維上に存在していた。これらの結果から、細胞伸展刺激によりLTBP-2はfibulin-5のオキシタラン線維の凝集に果たす機能に対し負の調節を行っていることが示唆された。
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