研究概要 |
近年,わが国では出生数が減少する中,低出生体重児の出生率が増加し,低出生体重化が進んでいる.低出生体重児において,胎児期から乳児期の成長過程における栄養障害や環境因子の作用に起因する疾患の発生という概念, Development Origins of Health and Disease(DOHaD)説が提唱されている.今回,われわれは,2000 年以降追跡調査をしている NICU を退院した SGA 児を対象として,The Pupil Rating Scale Revised (PRS)Children's と Depression symptoms Inventory(CDI)を用いて胎内環境がその後の発育や行動発達,精神状態と関連しているのか,関連しているとすればどのような影響を与えているのかを調査するために本研究を行った.
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