研究課題/領域番号 |
22592493
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
橋本 美幸 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部看護学科, 講師 (70513183)
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研究分担者 |
坂上 明子 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (80266626)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 子育て支援 / 祖父母 / 新生児 / 乳児 / 子育て / 支援者 / 育児不安 / 新生児・乳児 / 子育て支援者 |
研究概要 |
本研究の目的は、母親が期待する支援と祖母が行う支援のギャップを少なくし、満足感の高い支援の授受を実現するための祖父母への教育プログラムを検討することである。まず、産後4か月までの母親と祖母の支援の授受について実態調査を行った。調査内容は母親へは受けた支援と期待する支援について、祖母へは実際に行った支援とそれに対する満足感についてである。産後4か月頃まで祖母は母親(娘)へ家事、情緒支援、子育て情報の提供など様々な支援を行っていたが、自分が行った支援に対しての祖母の満足感は低くかった。一方、母親においては、期待したとおりの支援が祖母から受けられておらず、特に子育て情報の提供、情緒支援に対する満足感が低かった。さらに、母親と祖母(娘・息子の妻)が満足のいく支援の授受ができなかった理由について調査を行った。母親は受けた支援を子育て情報として認識していたが、祖母はそれを情緒支援と認識し、支援していたことが示唆された。この支援に対する両者の認識の仕方の違いが、不満足感を生じさせる要因の1つと考えられた。これらの結果から、支援に対する認識の仕方や役割意識が、母親と祖母で異なっている可能性が示唆された。より満足感の高い支援の授受を行うためには、両者それぞれが互いに支援に対する認識や役割意識を理解し合うことが必要と考えられる。
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