研究課題/領域番号 |
22650215
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
花里 利一 三重大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60134285)
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連携研究者 |
和田 章 東京工業大学, 応用セラミック研究所, 教授 (90158684)
上北 恭史 筑波大学, 世界文化遺産専攻, 准教授 (00232736)
清水 真一 国立博物館機構, 東京文化財研究所・文化遺産国際協力センター, センター長 (70359446)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,350千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 450千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2010年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 文化遺産 / 地震 / 国際協力 / 耐震工学 / 災害 / 保存修復 |
研究概要 |
歴史的建造物が被災した近年の海外巨大地震を対象として、海外研究協力者の協力を得て、被害および修復状況の調査を行い、修復段階における技術動向と課題を把握するとともに、文化遺産国際協力における耐震工学の役割を確認した。とくに、途上国・新興国において、日本の耐震技術が果たす役割が大きく、日本政府もプレゼンスを高めるために同様の認識であることを確認した。また、災害時にこの分野の先進国間の情報共有と技術的な支援協力も有意義である。国際機関ユネスコ・イコモスの動向調査では、歴史的建築物の構造修復と解析に関する国際学術委員会が、文化遺産の地震防災に関する活動を行っており、日本イコモスを代表して出席し、各国の取り組みについて把握した。これらの活動を通じて、国際的なネットワークを再構築することができた。この国際的なネットワークは、今後の主導的な文化遺産国際協力を進めていく上で基礎になる。さらに、東日本大震災による文化遺産の被害状況を英文レポートとしてまとめ、文化遺産国際協力を進める立場から海外に情報発信した。
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