研究課題/領域番号 |
22650233
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
腫瘍診断学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
宮川 清 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40200133)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,390千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | がん精巣抗原 / 相同組換え修復 / 放射線治療 / 化学療法 / 個別化治療 / 感受性予測 |
研究概要 |
がん精巣抗原は、正常細胞では生殖細胞のみに発現するが、多様な種類のがんにおいて発現することから、治療のよい標的となる。そこで、このような分子の機能を解析することによって、治療戦略を検討した。その結果、減数分裂期のシナプトネマ複合体を形成する分子であるSYCP3とSMC1.は、がん精巣抗原であることが確認され、ヒト細胞における機能解析によって、これらの分子の体細胞における発現は、DNA二本鎖切断に対する相同組換え修復を抑制することが判明した。この結果により、これらのがん精巣抗原を発現するがんは、DNA二本鎖切断によって抗腫瘍効果を発揮する治療に感受性が高いことが示唆された。
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