研究課題/領域番号 |
22656204
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉田 英一 名古屋大学, 博物館, 教授 (30324403)
|
研究分担者 |
山本 鋼志 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (70183689)
浅原 良浩 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教 (10281065)
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
2,590千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | 応用地質 / 割れ目 / 年代測定 / 寿命 |
研究概要 |
本申請研究は、Rb-Sr年代測定法を用いて花崗岩等の結晶質岩盤中の透水性割れ目の形成年代と寿命を明らかにすることである。とくに、結晶質岩盤中の割れ目形成・寿命に年代軸を入れるための手法として、方解石などの割れ目充填鉱物中のルビジウム-ストロンチウム同位体を用いた年代測定法を用いた研究を行った。その結果として; 1)岩盤中の割れ目(帯)構造・形態には、いくつかのグループが存在すること 2)割れ目(帯)内部には、構造運動によって形成された空隙中に、流体との反応によって二次的に生じた充填鉱物の形成が認められること、が明らかになった。 これらの二次的に形成された充填鉱物のうち、炭酸塩鉱物の成分を詳しく解析することによって、割れ目形成の年代や流体との反応時期、活動期間、そして最終的には割れ目の寿命の推定を行い、充填鉱物の形成プロセスを理解することができた。
|