研究概要 |
本研究では,新世代全光網を対象として,(1)トラヒック変動に対する高い柔軟性および上位層プロトコルとの高い親和性を実現する経路制御技術の確立,および,(2)通信容量を最大化するメディアアクセス制御技術の確立を試みる.数値計算および計算機シミュレーションによる評価の結果,(1)考案した経路制御方式はトラヒック変動に対する柔軟性を確保しつつ従来方式と比較してTCPスループットを最大で27%程度改善すること,および,(2)考案したメディアアクセス制御方式は従来方式と比較して最大で1. 94倍程度のスループットを実現することを明らかにした.
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