研究課題/領域番号 |
22700488
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
|
研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
白石 貢一 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (40426284)
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | CEST法 / 高分子ミセル / MRI造影剤 / ターゲティング / 固形がん / MRI / ポリイオンコンプレックス / 高感度 |
研究概要 |
新たなMRI造影剤として、化学交換飽和移動法(CEST法)を利用する高分子の設計を行い、高分子における水分子の配位環境を制御する高感度PARACEST造影剤の開発を目的とした。本研究において、新たなCEST用配位子としてDOTA(Gly(OEt))_3(CH_2COOH)を合成し、ポリエチレングリコール-ポリL-リシン(PEG-P(Lys))への結合反応条件の最適化を行った。作製した高分子PARACEST造影剤は、キレート基の導入数の増加に伴い、水中における高分子PARACEST造影剤の運動性が低下した。その結果、高分子PARACEST造影剤と水分子との間の交換反応は促進され、ラジオ波照射による飽和移動が非常に早くなってしまった。一方、水中における運動性を適切に保つ設計を行ったPARACEST造影剤は、ラジオ波の照射に伴い、飽和交換が観測された。この飽和交換反応は低分子のキレート化合物よりも、より低濃度、低いラジオ波で観測することができ、高感度なPARACEST造影剤となる可能性が示唆された。
|