摂食調節因子による自発運動及びエネルギー代謝調節機構の解明

• 研究課題/領域番号: 22700693
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 応用健康科学
• 研究機関: 徳島大学
• 研究代表者: 馬渡 一諭 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (40352372)
• 連携研究者: 中屋 豊 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (50136222) ; 阪上 浩 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (60372645) ; 原田 永勝 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (40359914)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 自発運動 / 摂食調節因子 / Ghrelin / 内臓脂肪 / 肥満

研究概要

本研究では私達が確立した高自発運動性を示すモデル動物SPORTS(Spontaneously-RunningTokushima-Shikoku) ratを用いて、Prepro-Ghrelin由来因子をはじめとする摂食調節因子が自発運動やエネルギー代謝に影響を及ぼすかを検討した。SPORTSラットをSaline投与群、Ghrelin投与群、Ghrelin+ Obestatin投与群(100. g/ kg BW/ dayを筋注投与)に分け、6日間処置を行った。Ghrelin群では自発運動が抑制され、摂食量や体重及び内臓脂肪量が増加した。ObestatinはGhrelinによる摂食量や体重及び内臓脂肪量の増加を抑制したが、自発運動には影響しなかった。以上の結果より、2つのPrepro-Ghrelin由来因子は自発運動と食欲の調節では異なる経路で作用している可能性が示唆された。本研究結果より、摂食調節因子が自発運動やエネルギー代謝の調節へ関与している可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Telmisartan increases localization of glucose transporter 4 to the plasma membrane and increases glucose uptake via peroxisome proliferator-activated receptorγin 3T3-L1 adipocytes (2011)
  • 著者名/発表者名: Hiroko Furukawa, Kazuaki Mawatari, Kei Koyama, Sonoko Yasui, Ran Morizumi, Takaaki Shimohata, Nagakatsu Harada, Akira Takahashi, Yutaka Nakaya
  • 雑誌名: European Journal of Pharmacology 巻: Vol.660、No.2-3 号: 2-3 ページ: 485-491
  • DOI: 10.1016/j.ejphar.2011.04.008
  • 査読あり
• [雑誌論文] 自発運動制御におけるGhrelinの役割 (2011)
  • 著者名/発表者名: 馬渡一諭
  • 雑誌名: 肥満研究 巻: 16S ページ: 128-128
• [雑誌論文] β-Adrenergic-AMPK Pathway Phosphorylates Acetyl-CoA Carboxylase in a High-epinephrine Rat Model (2010)
  • 著者名/発表者名: Atsushi Hattori, Kazuaki Mawatari, Satomi Tsuzuki, Emiko Yoshioka, Satomi Toda, Masaki Yoshida, Sonoko Yasui, Hiroko Furukawa, Masaki Morishima, Katsushige Ono, Takamasa Ohnishi, Masayuki Nakano, Nagakatsu Harada, Akira Takahashi, Yutaka Nakaya
  • 雑誌名: SPORTS. Obesity 巻: Vol.18、No.1 号: 1 ページ: 48-54
  • DOI: 10.1038/oby.2009.145
  • 査読あり
• [雑誌論文] β-Adrenergic-AMPK Pathway Phosphorylates Acetyl-CoA Carboxylase in a High-epinephrine Rat Model, SPORTS (2010)
  • 著者名/発表者名: Kazuaki Mawatari
  • 雑誌名: Obesity 巻: 18 ページ: 48-54
  • 査読あり
• [学会発表] 自発運動制御におけるGhrelinの役割 (2011)
  • 著者名/発表者名: 戸田聡美, 阪上浩, 谷口康子, 原田永勝, 馬渡一諭, 中屋豊, 志内哲也, 箕越靖彦
  • 学会等名: 第14回日本病態栄養学会年次学術集会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(横浜市)
  • 年月日: 2011-01-16
• [学会発表] 自発運動制御におけるGhrelinの役割 (2010)
  • 著者名/発表者名: 戸田聡美, 阪上浩, 谷口康子, 原田永勝, 馬渡一諭, 中屋豊, 志内哲也, 箕越靖彦
  • 学会等名: 第31回日本肥満学会
  • 発表場所: 前橋テルサ(前橋市)
  • 年月日: 2010-10-01
• [学会発表] 自発運動制御におけるGhrelinの役割 (2010)
  • 著者名/発表者名: 戸田聡美, 阪上浩, 谷口康子, 志内哲也, 箕越靖彦, 原田永勝, 馬渡一諭, 中屋豊
  • 学会等名: 第53回日本糖尿病学会年次学術集会
  • 発表場所: 岡山コンベンションセンター(岡山市)
  • 年月日: 2010-05-28
• [学会発表] 自発運動制御におけるGhrelinの役割 (2010)
  • 著者名/発表者名: 馬渡一諭
  • 学会等名: 第53回日本糖尿病学会年次学術集会
  • 発表場所: 岡山県岡山市
  • 年月日: 2010-05-28
• [学会発表] 自発運動制御におけるGhrelinの役割 (2010)
  • 著者名/発表者名: 戸田聡美, 阪上浩, 谷口康子, 志内哲也, 箕越靖彦, 原田永勝, 馬渡一諭, 中屋豊
  • 学会等名: 第64回日本栄養・食糧学会大会
  • 発表場所: アスティ徳島(徳島市)
  • 年月日: 2010-05-23
• [学会発表] 自発運動制御におけるGhrelinの役割 (2010)
  • 著者名/発表者名: 馬渡一諭
  • 学会等名: 第64回日本栄養・食糧学会大会
  • 発表場所: 徳島県徳島市
  • 年月日: 2010-05-23
• [図書] 栄養科学シリーズNEXT「応用栄養学」(第3版) (2012)
  • 著者名/発表者名: 中坊幸弘, 木戸康博, 馬渡一諭(他24名)
  • 出版者: 講談社サイエンティフィック
• [図書] 栄養教育論演習 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡崎光子, 饗場直美, 馬渡一諭(他13名)
  • 出版者: 建帛社
• [図書] 栄養科学シリーズNEXT応用栄養学第3版 (2012)
  • 著者名/発表者名: 馬渡一諭
  • 総ページ数: 182
  • 出版者: 講談社サイエンティフィック